終末先鋒隊はどんなゲーム？
「終末先鋒隊」は、ヒーローたちがさまざまなスキルを習得し、モンスターを蹴散らしていくアクションゲームです。
ステージごとに変化する環境の中で敵を倒し、ラスボス撃破を目指します。
簡単操作で爽快に敵を倒し、お気に入りのスキルビルドを見つけるのもゲームの楽しみのひとつです。
いわゆる "ヴァンサバ系"と呼ばれる、襲ってくる敵を迎撃するタイプのゲームに近いです。
大きな違いは、目的がサバイバルではなくステージ制覇であり、モンスターを倒して進行度が最大になるとクリアとなる点です。
ステージごとに異なるザコ敵やボスと戦うことになり、急加速してきたり、広範囲に弾をまき散らしたりする敵が出てきたりと、やりごたえありでした。
戦闘パートは移動と回避のみの操作で難しいアクションはなく、老若男女問わず遊びやすいです。
レベルアップごとに3つの技の中から好きな技を選べるので、ステージごとに技の構成を変えてみるのも面白いかもしれません。
育成要素もあるので、お気に入りのキャラクターをじっくり育成してみてはいかがでしょうか？
プレイ動画
Good point
初期スキルはヒーローによって変わる
本作では、アニメ調のイラストが描かれたヒーローが操作キャラクターとして登場します。
各ヒーローはそれぞれ異なるスキルを持っており、初期スキルはゲームを起動するキャラクターが持っているスキルがベースとなっています。
他のキャラクターが持つスキルはステージ中に習得できるので、ステータスやスキルの好みで出撃対象を選ぶといいかもしれません。
また、出撃キャラとサポートヒーローの2枠まで選択可能となっています。
サポートにはステータスボーナスがつくので、能力値の高いキャラクターを配置するだけでも効果的です。
ステータスやスキル強化でサポートを選び、ステージを有利に進めてみるのもいいでしょう。
次々と敵を倒す爽快バトル
ステージに入ったら、敵を倒して経験値を集めましょう。
ヒーローの持つスキルは一定時間ごとに自動発動するので、フィールドを歩き回りながら敵を倒していきましょう。
基本操作は移動と回避のみといたってシンプルなので、片手でもプレイできる手軽さがいいですね。
敵を倒すとステージが進行し、一定時間ごとに大群やボスとの戦闘が発生します。
大群が出現すると逃げ場がないほど多くの敵が出現し、スキルで撃破する爽快感は格別でした。
スキルごとに射程距離が違うので、実力に応じて遠距離でも近距離でも戦えるのが面白い点でした。
また、各ステージには3体のボスが登場し、100％の上達を目指すには全てのボスを倒す必要があります。
ボスにはいくつかの攻撃行動があるので、動きをよく観察して避けられる場所を探しておくといいでしょう。
一撃で倒せるような理不尽な攻撃はなく、復活も可能なので、アクションに不慣れな人でもプレイしやすいと思います。
プレイヤーはさまざまなスキル構成を考えることができる
ヒーローが経験値を集めてレベルアップすると、スキルを習得するチャンスがあります。
どの能力を習得するかはプレイヤー次第で、ランダムに選ばれた3つのスキルの中から1つを選ぶ形になります。
スキルの数を増やしたり、1つの能力を極めることで攻撃パターンを増やせるのは、『ヴァンセイヴ』シリーズの醍醐味の1つです。
同じスキルを何度も習得すれば、やがて究極兵器と呼ばれる高性能な技に進化していきます。
威力や射程距離が大幅に強化され、攻撃エフェクトまで変化します。
究極武器は複数持つことができるので、多彩な攻撃で敵を倒す快感が味わえます。
また、ステージ内の中ボスを倒すとスキル強化のルーレットが回せます。
獲得できるスキルは所持しているスキルのみとなり、どの能力が強化されるかはプレイヤーの運次第です。
ルーレットを回す機会は何度も訪れるので、強化された技術からスキルビルドを組み立てるのもいいでしょう。
素材と資金を貯めて能力を強化しよう
本作では、ステージ報酬として装備品や資金が集められ、育成することでヒーローの能力をサポートすることができます。
特に装備品は火力や耐久力を大きく上昇させるため、しっかりと育成する必要があります。
本作には育成リセット機能が搭載されており、装備交換時に素材が無駄にならないのも好印象でした。
資金で資質を解放することで、攻撃力や移動速度にボーナス効果が得られるステージもあります。
個々の効果は微々たるものだが、解放数が増えることで耐久力などに恩恵が感じられることもあります。
ステージによって有利に働くやり込み要素も多いので、じっくりと実力強化を目指してみてほしいです。
Poor point
効果音が物足りない
本作では、個性豊かなヒーローたちの中から好きなキャラクターを選んでステージに挑むことができます。
しかしながらヒーローにボイス演出がなく、ステージ中もBGMや効果音が流れ続けるため、味気ない印象を受けました。
スキルが増えてもヒット音があまり変わらないので、スキルごとにボイスや効果音を追加してほしいものです。
無制限に遊ぶは困難
ヴァンサバルーのタイトルは、何度もバトルに挑戦し、そのたびに異なるスキル構成を考え出せるのが特徴です。
本作も同様の特徴がありますが、ステージ攻略型のスタミナが尽き、際限なく遊べるわけではありません。
1ステージをクリアするのに10分程度かかるため、クリアに時間がかかりやすく、それがネックになるプレイヤーもいるかもしれません。
総評と総合評価
「終末先鋒隊」は、多彩な技の中から自分だけの技の組み立てを考えるという興味深い作品です。
約100種類のザコ敵やボスが登場し、究極の武器攻撃で敵を倒す爽快感はたまりません。
片手で遊べるお手軽アクションゲームをお探しの方は、ぜひ一度お試しください。
